薬剤師のプログラミング備忘録

変人薬剤師の独り言

小児薬用量の自動換算

引越し作業でしばらくパソコンに触れなかったのですが、今もネット環境がありません。しかし時代の流れは凄いもので、PCとiPhoneを接続するだけでネット環境ができるんですよね。いい時代になったものです。ネットが開通するまでは、iPhone様に頼って作業しようと思います。

 

さて、前回はセンノシドの自動換算表(laxative converter)をjavascriptで書いてみたのですが、それの応用で小児薬用量もできないかと思いたち、1時間ほどで作ってみました。

 

 

Pediatric dose

(今回からディレクトリをtest→appにしています。そのうち他のページも変更するかもしれません)

 

思いつきで書いたのでコーディングは雑です。

それぞれの医薬品について、手入力で最小用量と最大用量、規格を入力しています。

今回もjavascriptなのでページのソースを見ればわかるのですが、以下のようになっています。

// アスベリンドライシロップ2%

アスベリンの最小用量をaugsbergerの式より、成人量の最小用量で求めます。(但し、適宜増減については加味していません)

var asbmin = 60*(document.forms.age.value*4+20)/100;

document.forms.asbcalcmin.value = asbmin;

・同じように最大容量を計算

var asbmax = 120*(document.forms.age.value*4+20)/100;

document.forms.asbcalcmax.value = asbmax;

・g換算で製剤量を求めます

document.forms.asbmin_g.value = asbmin/0.02*0.001;

document.forms.asbmax_g.value = asbmax/0.02*0.001;

一つの薬剤でこれだけ長いコードになってしますので、小児に使用する薬剤一覧を作るとかなり長くなってしまいますね…。なんとか簡略化したいものです。

最大量や最小量、規格をdatabaseに登録しておいて連携させればもっと楽なんでしょうけども。

ただ、アスベリンのように年齢で用量が決まっている薬や、ニポラジンのように適応症で用量が決まっている薬、ムコダインのように適宜増減を加味すると750mg~3000mgと幅が広くなってしまう薬など、一筋縄ではいかないです。なんとか形にしてみたいですね。

 

f:id:MC753:20180511011036g:plain