薬剤師のプログラミング備忘録

変人薬剤師の独り言

オープンβテストを行います

と言えば、言葉は仰々しいものがあるかもしれませんが、テストアカウントを作ったので、誰でも内部を見れるようにしました。

挙動も正規アカウントとは若干異なるようにしています。

具体的な患者がわかるような処方は載せられないように、Rp.1までしか登録できません。

閲覧用に、適当にそれっぽい処方も載っけておきました。

同時通信や同時接続で弾かれる可能性もありますし、デザイン部分がぼろぼろなのですが、やってみなきゃわからないところもあるので、どうなるか不安でいっぱいですがひとまずはやってみようと思います。

 

興味のある方は↓のリンクをクリックしてください。

Pharmana

メールアドレス:test

パスワード:test

 

引き続き、正式なテスターも募集しています。

興味があればTwitterまで。

 

----------

webからの新規登録は募集していませんが、処方例データベースのβtesterは随時募集中です。

少しでも気になる方は是非ご連絡ください / @Pharmacist753

オートコンプリートで薬品名詳細を検索してグーグルから検索するwebページ

1時間ぐらいで作れたので公開します。

いろいろと非公開で作成していましたので、いくつは公開した方が面白いかなと。(というか、「いろいろ言ってるけどこいつ本当に作ってるのか?」と疑われそうなので)

やっている内容も伝わるかなと…。

 

というわけで作ってみました。

 

医薬品をオートコンプリートで表示して、google検索に飛ばすページ

 

構造としてはこうです。

 

1,autocomplete.php

jqueryAjaxを用いて、オートコンプリートを表示しています。

具体的には、外部に自前で用意した"薬品名一覧.php"と、オートコンプリートを再現するためのjavascriptをhead内に引っ張ってきます。

<input action="" method="post" target="_blank"/>とすることによって、検索結果を別タブで表示させます。これはhtmlの範疇ですね。

この表示までの工程は、更に外部のphpによって動作しています。

2,googleresearch.php

これはかなり短いphpのコードで、簡単に説明すると、

入力された内容が空欄のとき→"error"を付与

入力された内容に"error"を含まないとき→google検索URLにPOSTを追加

という10行程度のコードです。

autocomplete.phpでaction=""としてるので、<?php require('googleresearch.php')>としおけば、検索ボタンが押された瞬間に起動するコードになっています。

 

詳細が記入できればいいのですが。うーん、なかなかこのblog形式では…。

このページもそのうちWordPressに移動するのも手かなと思ってはいます。あれもほとんどphpなので、自前でサーバー用意できれば簡単ですし。

処方例検索webサイトの処方入力ページの応用ですが、面白いなー程度に思っていただければ幸いです。

内用液や内用ゼリーで調べると、こんな剤形もあったんだーと勉強になります。

----------

webからの新規登録は募集していませんが、処方例データベースのαtesterは随時募集中です。

少しでも気になる方は是非ご連絡ください / @pharmacist753

f:id:MC753:20171023205012g:plain

 

師を想え

今回はプログラミングの話ではなく、薬剤師としての話です。

自分のツイートについて、小規模ながらバズったので紹介させていただきます。

Twitter薬剤部(勝手に呼称しています)の皆様に紹介していただいたおかげで、当blogも平均PVが30を越え、10/7の記事(薬剤師としての発信力)に至っては140を超える方々に閲覧していただきました。この場を借りて感謝申し上げます。

 

 

調剤薬局薬剤師というのは、非常に特殊な職業です。

医療職でありながら、調剤薬局では株式会社(または合同会社、廃止になりましたが有限会社など)に所属するサラリーマンです。

それ故に、縛られる制約も多く、社益や株主を第一としなければならなく、個としての存在を認められにくい職業であると感じています。職能団体としての結束も強くはなく、保険者からのお叱りを受けることも多々あります。

ですが、Twitter等々のSNSやwebサイトで活躍する(半)匿名の薬剤師の方々からは非常に強い意志を感じます。

このような薬剤師含め、新進気鋭の世代を次々を生み出していく新たなプロジェクトが少しずつ出てくるのではないでしょうか。勿論、それはきっと私個人としての仕事ではありませんし、全ての薬剤師の使命であると思っています。

SNSやwebという媒体ができたことによって、志の高い(「意識が高い」という表現は嫌いです)薬剤師の結束は強くなっています。(ただ、互いの主張する部分が強すぎるが故の反発を招かないかは心配ですが…)

 

これからは「超高齢化社会」という言葉ばかりが注目されていますが、IoTなどの情報産業の下請けになる可能性も出てきます。超大手の薬局に努める年収うん百万のエリアマネージャーよりも、個人として慕われる倫理観のある一人の人間として認められることが求められています。

薬剤師倫理規定というのをご存知でしょうか。

(以下、日本薬剤師会ホームページより抜粋)

http://www.nichiyaku.or.jp/contents/info_97/n971031.html

社団法人 日本薬剤師会

薬剤師倫理規定

平成9年10月24日 理事会制定承認

 

前 文

 薬剤師は、国民の信託により、憲法及び法令に基づき、医療の担い手の一員として、人権の中で最も基本的な生命・健康の保持増進に寄与する責務を担っている。この責務の根底には生命への畏敬に発する倫理が存在するが、さらに、調剤をはじめ、医薬品の創製から供給、適正な使用に至るまで、確固たる薬の倫理が求められる。

 薬剤師が人々の信頼に応え、医療の向上及び公共の福祉の増進に貢献し、薬剤師職能を全うするため、ここに薬剤師倫理規定を制定する。

 

(任務)

第1条 薬剤師は、個人の尊厳の保持と生命の尊重を旨とし、調剤をはじめ、医薬品の供 給、その他薬事衛生をつかさどることによって公衆衛生の向上及び増進に寄与し、もって人々の健康な生活の確保に努める。

 

(良心と自律)

第2条 薬剤師は、常に自らを律し、良心と愛情をもって職能の発揮に努める。

 

(法令等の遵守)

第3条 薬剤師は、薬剤師法、薬事法、医療法、健康保険法、その他関連法規に精通し、これら法令等を遵守する。

 

(生涯研鑽)

第4条 薬剤師は、生涯にわたり高い知識と技能の水準を維持するよう積極的に研鑽するとともに、先人の業績を顕彰し、後進の育成に努める。

 

(最善尽力義務)

第5条 薬剤師は、医療の担い手として、常に同僚及び他の医療関係者と協力し、医療及 び保健、福祉の向上に努め、患者の利益のため職能の最善を尽くす。

 

(医薬品の安全性等の確保)

第6条 薬剤師は、常に医薬品の品質、有効性及び安全性の確保に努める。また、医薬品 が適正に使用されるよう、調剤及び医薬品の供給に当たり患者等に十分な説明を行う。

 

(地域医療への貢献)

第7条 薬剤師は、地域医療向上のための施策について、常に率先してその推進に努める。

 

(職能間の協調)

第8条 薬剤師は、広範にわたる薬剤師職能間の相互協調に努めるとともに、他の関係職 能をもつ人々と協力して社会に貢献する。

 

(秘密の保持)

第9条 薬剤師は、職務上知り得た患者等の秘密を、正当な理由なく漏らさない。

 

(品位・信用等の維持)

第10条 薬剤師は、その職務遂行にあたって、品位と信用を損なう行為、信義にもとる行 為及び医薬品の誤用を招き濫用を助長する行為をしない。

 

我々に求められる倫理観とは何か。医療職として、人の命を扱う人間として何が求められているか。

私は先生と呼ばれることが苦手です。先生と呼ばれることに甘んじてはならないと思っています。ただそれでも、患者さんや他職種の皆さんが尊敬の念を込めて、「先生」と呼んでくださるたびに襟を正し、「個として個の為に尽くす」ということを忘れてはならないと思っています。

 

我々は「薬剤師」と呼ばれています。

その本質も「師」たりうるものでなければならないのだと思います。

Ccrを入力すると投与量を表示するwebページ

クレアチニンリアランスによって投与量が設定されている薬剤は、ざっと見て100種類程度でしたので、一覧にして数値を入力すると投与量を表示するのは可能か?と思って作ってみました。ついでにオートコンプリートやphpもある程度使えるようになってきたので、webページとして作ってみました。

 

が、年齢によって投与量が違ったり、細かい調節(適宜増減)がある場合は、正直添付文書見た方が早いです…。

 

薬歴システムと併用できるのが一番良いですが、そうなるともう本当に大規模システム開発になるので一人では無理そうです。

オープンソースの薬歴システムを作れたら良いなあとは思いますが、さすがに難しいですね。

 

f:id:MC753:20171011163440g:plain

外来、院内、在宅で処方別に閲覧できるようにしてみました。

前回の記事だけで30人以上に閲覧していただけたようです。

他の薬剤師の方々と違い、論文の解析などは行なっていませんが、興味を持ってもらえれば光栄です。

 

今回は処方別に閲覧できるようにしてみました。

コードはあまり綺麗ではないのですが40行ぐらいで、if構文を使ってみました。

 

----------

webからの新規登録は募集していませんが、処方例データベースのαtesterは随時募集中です。

少しでも気になる方は是非ご連絡ください /  @

f:id:MC753:20171009022828g:plain

f:id:MC753:20171009022834g:plain

f:id:MC753:20171009022839g:plain

 

 

 

 



 

 

薬剤師としての発信力

あまり人の影響を受けて行動することは無いのですが、今回はちょっと気合が入りました。

ph-lelouch.com

やはり昨今は誤情報の多さで健康被害を受けるということが増えていますね。

薬剤師というのは、一般的に医師に対して影響力・発信力が低いというイメージがついています

勉強はしているし、頭がいいけれど、なかなか周りに強く発信する人が居ません。

医師監修と薬剤師監修では、なかなか影響力も違いますよね。

るるー主さんのblogでも仰っているように、自ら動かない限りは何も始まりません。

自分のできることを頑張りたいと思います。

 

blog.hidexp.net

くわばら先生のblogでも薬剤師のblog一覧が公開されています。

いつか肩を並べられるように努力していきたいですね。

 

 

自分にできることといえば、粗末ながらIT関係なので、今後は何か中小(特に機会化を進められない小規模)薬局、または薬剤師個人に対して利用できるものを開発していきたいと思います。

 

最後に自分の好きな格言を残して締めます。

 

「為せば成る 為さねば成らぬ 成る業を 成らぬと捨つる 人の儚さ」 武田信玄

 

 

そしてもう一つ、これは自分にも向けて。

 

「転んだ人を笑うな。彼らは歩こうとしたのだ。」 米倉誠一郎経営学者)

 

----------

webからの新規登録は募集していませんが、処方例データベースのαtesterは随時募集中です。

少しでも気になる方は是非ご連絡ください /  @